収蔵作品展Ⅰ期
創立120周年記念展 ~ 草創期から現代、そして未来 ~
《 草創期・明治期 》
2017年6月11日(日)~25日(日)
本校の成り立ちは明治27年の創立、今から120年程前に遡ります。
当時は国をあげて産業振興に努め、明治22年には大日本帝国憲法を発布して国の基本を定めるなど、明治の気概の盛んな時代でありました。
このような社会状況にあって、工業の振興を県是に掲げた富山県知事、徳久恒範が着任したのが明治25年のことです。そして工業振興の一端として工芸学校の創立を計画、発表されました。
古来、商工の都市として発展してきた高岡市は工芸学校誘致に動き、時の県会議長で、高岡市長でもあった堀二作らの奔走の結果、高岡に設置することが決定。明治27年10月22日、「富山県工芸学校」として設立されました。初代校長は納富介次郎でありました。
学校の編成は当初、木材彫刻科、金属彫刻科、鋳銅科、髹漆科の4科に分かれており、それぞれ本科(修業年限4カ年)と速成科(同3カ年)を設け、別に実習だけを課する選科を置き、生徒数合わせて90名、職員は9名。これが工芸高校の始まりです。
歴代の指導者、卒業生の作品を通して工芸高校120年の歴史を紐解く記念展。今回Ⅰ期は明治期・草創期の指導者、生徒の作品を中心に展示します。
・Ⅰ期 草創期・明治期 2017年6月11日(日)~25日(日)
・Ⅱ期 納富介次郎と村上九郎作、大塚秀之丞 2017年10月8日(日)~29日(日)
・Ⅲ期 大正期 2018年1月20日(土)~2月12日(月祝)
・Ⅳ期 昭和~平成期 2018年3月17日(土)~4月8日(日)
※記載内容について変更になる場合があります