11月16日(土)にTOYAMAキラリでONEワクが開催されました。
ONEワクは、富山県内の建築を学ぶ高校生、専門学校生、大学生を対象に、県内で活躍されている建築家の方々のご指導のもと、即日設計*に挑戦するイベントです。
即日設計*…決められた時間内で設計課題に取り組み、図面やパースなどを作成し、プレゼンテーションまでを行う。
今年のテーマは「まちとつなげる小さなフォリー」です。
フォリーとは西洋の庭園などにみられる装飾用の建物で、通常の建築のように居住や雨風をしのぐといった用途がまったくないものを指します。(出典:Wikipedia)
富山大学芸術文化学部の学生、富山工業高校建築工学科、高岡工芸高校建築科の生徒、そして建築家の方が10グループに分かれ、テーマについて話し合いました。
互いのアイディアに刺激を受け、設計ワークスタートです。
コンセプトを考え、スケッチを描き、建築家の方からアドバイスをいただきます。
デザイン案が決まると、次は模型製作に入ります。模型製作が初めての1年生も慣れない道具に試行錯誤しながら、頑張っていました。
設計ワークから、模型完成、プレゼンテーション準備まで与えられた時間は約5時間。
限られた時間の中、とにかく手を動かします。
審査員の方々、参加者の前で一人ひとり、自分の作品についてプレゼンテーションを行います。
作品のコンセプト、イメージを緊張しながらも精一杯伝えていました。
最後に、審査の発表と審査員による講評をいただきました。
本校からは、JIA賞の銀賞に3年の篠田 乃愛さん、審査員賞(宮田 裕美賞)に3年の名田 纏さん、㈱精田鉄賞に1年の高橋 美心さんが選ばれました。
日本建築家協会北陸支部富山地域会の皆様、富山市様、TOYAMAキラリ様、喫茶子馬の皆様、素敵な時間をありがとうございました。