クルマの魅力体感!⑥(北陸マツダによる技術講師派遣)

 12月5日(木)機械科2年生の加工実践及び電子機械科2年生の原動機の授業において、(株)北陸マツダから技術講師を派遣していただき、「電動化技術によるクルマの楽しさと環境の両立」について授業をしていただきました。授業は地球環境問題に関するマツダの考え方、理想の燃焼を追求した高効率エンジンに関する講義と実車を使っての実習を行いました。

実習はシリーズ式プラグインハイブリッドの「MX-30 Rotary-EV」 、直6ディーゼル+マイルドハイブリッドの「CX-80 XD-HYBRID」 、ガソリン+マイルドハイブリッドの「MAZDA3 FASTBACK M HYBRID」 、ガソリン車の「ロードスター」の計4台を用意していただきました。

 

【 MX-30 Rotary-EV 】

ロータリーエンジンで発電し、モーターで走行するシリーズ式ハイブリッド。

外部充電が可能なプラグイン

11年ぶりにロータリーエンジンが復活 フリースタイルドア(観音開き)に驚嘆 オルガン式アクセルペダルを確認

 

【 CX-80 XD-HYBRID 】

10月に発売されたばかりのマツダの国内最上級3列シートSUV。

直列6気筒ディーゼルエンジンとモーターを組み合わせた48Vマイルドハイブリッド。

他の3台とは風格が違う 居住性は快適 シートは高級なナッパレザー

 

【 MAZDA3 FASTBACK M HYBRID 】

開発者が「家族4人で乗れるロードスター」を目指したクルマ。

4ドアFF固定ルーフ版のロードスター。

4ドアだが、クーペ的なデザイン シートやペダルの配置は理想的

高効率エンジンに電動化技術を融合

 

【 ロードスター 】

オープンタイプのライトウェイトスポーツカー。

今回の実車の中では唯一のマニュアル車。

様々な技術的工夫とこだわりに先生方も驚き感心していました。

アクセルレスポンスの軽さは生徒達でも感動していました。

溶接を使わず、摩擦でアルミを接合

鍛造クランクシャフトを採用。

吹け上りは抜群

「人馬一体」を実感

 

 ロータリーPHEV 、ディーゼル+マイルドHEV 、ガソリン+マイルドHEV、ガソリンと普段は比較して触れる機会が少ない4車種を実習用に用意していただき、アクセルを踏んだ時のそれぞれの吹けや反応の違いを深く理解することができました。運転免許を持っていない(運転したことがない)生徒達でも、その違いやシートの形状、ペダルの配置による運転のしやすさや疲れにくさなど、カタログやネットでは分からない部分を体験・実感して、深く感動していました。また、目に見えないところで、企業の人たちが努力を重ねていることを知って驚いていました。クルマに対する興味が強くなり、実際に見たり触れたりすることの大切さを学んでくれたのではないかと思います。雨が降ったりやんだりのあいにくの天気でしたが、盛り上がってくれてうれしく思います。

(株)北陸マツダの皆様、本当にありがとうございました。